こんにちは。けにょこです。
今回の記事では、私が飲食業界から東証プライム上場メーカーに転職するために行った考え方について、記していきます。
私は大学時代にかなり遊んで過ごしてしまい、卒業ぎりぎりで飲食業の会社に内定。新卒で入社後、店舗運営業務を9年こなした後に、2回の転職を経て、現在は東証プライム上場企業のメーカーにて営業職として働いております。
今回の記事は
『現在飲食業界に勤めているけど、他業種に転職したい』、『飲食業界から他の業界なんて、畑違いで転職なんかあきらめている』と考えている方に是非読んでほしいとと思っております。
この記事を読めば、私が飲食業界から、待遇の良い大手企業への転職に繋げた考え方がわかりますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
ちなみに、経歴は以下の通りです。
2013年4月 新卒で飲食業界に入社
2018年1月 店長に昇格
2021年4月 SV(スーパーバイザー)に昇格
2021年12月 中小企業の法人営業メーカーにて、営業職に転職
2023年4月 上場プライム企業の営業職に転職
現在は営業の仕事をこなしつつも、副業、投資、勉強に勤しんでおります。
それでは、本論に入ります。
いきなり、結論ですが、飲食業界から大手企業へ待遇改善を狙った転職をするための考え方は以下の通りです。
・1回目で理想的な転職をするのは不可能
・脱飲食業界を狙うなら、『営業職』を目指せ
・最初は経歴不問の求人を出している会社を狙え
・脱飲食業をするなら、入社3年以内か、店長以上になってから
まず、先頭に記載した『1回目で理想的な転職をするのは不可能』という部分についてです。冒頭から厳しいことを言いますが、最初の転職で業界職種変更、年収UP、労働環境改善のような、理想的な転職の実現可能性は限りなく0%に近いです。職種・業界を変更する時点で、その企業の1年生(新入社員同様)になるわけですから、職種を変えるための転職と割り切り、最初の転職では年収と労働環境の改善をすることは、諦めましょう。2回目、3回目と転職を重ねて、賃金や労働環境、有名企業へのステップアップというイメージで転職を考えてください。
続いて、『脱飲食業界を狙うなら、『営業職』を目指せ』という部分についてです。これまでのいろんな方の転職実績を見ても、飲食業界から営業職以外に転職に成功している例は非常に少ないです(特殊な資格などを持っている方を除く)。よって、実現可能性として、営業職を前提に考えましょう。
また、中には『営業職』=ノルマに追われる、というイメージを持っている方は多くいるかと思いますが、営業といってもノルマに追われない仕事もあります。それが『法人営業職』かつ『ルートセールス(既存客メイン)』です。
『法人営業職』かつ『ルートセールス(既存客メイン)』でも、もちろん販売目標はありますが、メインは販売アフターフォローや製品仕様のやり取り、価格商談、顧客状況のヒアリングなどが多くなります。しっかりと担当企業と関係性を作ることがメインの業務となりますので、数字のみを重視されるということは少ないです。
また、営業職でも取り扱う商品が有形商材がいいのか、無形商材がいいのか、という話がありますが、無形商材の担当をしているほうが、昨今は転職者の市場価値が高くなる傾向があります。
続いて、『最初は経歴不問の求人を出している会社を狙え』について、求人票にこちらを記載している会社の特徴のとして2つのことが言えます。一つ目は、業務について専門性が少なく、初めてだとしてもフォローしながらでこなせるレベルの業務であること(製品知識については、専門性あり)。二つ目は、人員の早急な補填が必要で採用を勝ち取りやすい。
つまり、異業種未経験の飲食業界からの転職には、ぴったりと合っているのです。
最後の『脱飲食業をするなら、入社3年以内か、店長以上になってから』については、転職し易さという部分になります。今は就職する側は売り手市場と言われているものの、企業側としては、①若手で採用して育成して育てる人材、②社会人経験が豊富で活躍できる人材、この2種類のニーズがあることに変わりはありません。
よって、飲食業界で考えると、入社して少し社会人経験をした若手社員か、店舗で店長として組織を率いた社会人経験がある人材の方が採用の決め手になりやすいのです。
以上が私の経験を踏まえた、飲食業界からの転職の考え方となります。
この記事を読んで、すぐに良い会社に移るのが厳しいと分かり、残念に思っている方も多いかと思いますが、何回か転職することは当たり前だと思いましょう。
もし、あなたが大手企業の人事だった場合、営業職として飲食業店舗勤務の人間を採用する気になるでしょうか。いかに優秀な人材だったとしても、いきなり成果を上げられるイメージはないと思い、おそらく採用は見送りますよね。一方、元は飲食店勤務でも、その後転職をして、どの会社でもしっかりと業務をこなし、成果もあげてきた人間であったら採用する可能性はありますよね、
というわけで、飲食業界から大手企業の転職の考え方について紹介させていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後は、企業応募編、面接編など、私の経験を余すことなく、紹介させていただく予定ですので、またお時間ある際に、ご覧いただけますと幸いです。
以上、ありがとうございました。